イタリアのSanremo音楽祭

イタリアでは毎年2月にSanremo音楽祭というビッグイベントがあります。Carnevaleが終了した直後から始まります。だいたいバレンタインデー前にフィナーレですね。今年も例年通りで2月13日に終わりました。だいたい3、4日間かな?北イタリアの町Sanremoサンレモで行われます。

 

日本でいえば、年末のレコード大賞くらいの注目度かなあ?いや紅白くらいいくかも。それくらいイタリア人はみんなSanremo Festivalを楽しみにしているんですよ。

 

若手からベテランまでの歌手が出場し、それぞれ持ち歌を生で披露します。あとは視聴者がTV投票を行う勝ち抜き戦です。演出も凝っていてなかなか楽しめます。司会やゲストも豪華!今年はニコール・キッドマンまで来ましたからね。

 

若手で最優秀賞を獲ると、みんないっきに人気者になって垢抜ける傾向があります。ベテランは優勝しても、大きく変わることはないですね。新人賞があるので、最近は若手には新人賞、ベテランには最優秀賞をあげようという傾向があるみたいです。

 

私も楽しみにしていますが、このSanremo Festivalって、イタリアのミュージックシーンに詳しくないと、あまり見ていて楽しくないというか。わけわからんというか。ふーん、こんな人もいたのねと思うこともしばしばです。イタリア人は無条件に熱狂できるんでしょうけどねえ。

 

2016年のSanremo Festivalの最優秀賞はGli Stadioというおっさん4人組でした。もとから有名みたいですよ。私は初見でした。

イタリアにもあるSan Valentinoの日

もうすぐバレンタインデーです。イタリアでもSan Valentinoの日として、カップルには特別な日は2月14日。なにをするかというとですね、この日にはたいていカップルで過ごし、男性から女性へ贈り物をするんです。いいですか、女性から男性へではないんですね。

 

さすがイタリア!求愛は男性からどんどんいけーってことですかね。

 

女性がなにかをあげてもいいですけど、男性がもらいっぱなしってことはまずないです。1ヵ月後のホワイトデーまで待ってなにかのお返しを渡すっていう習慣もないですね。恋は速攻なんでしょう。男だってSan Valentinoの日にすてきなプレゼントを渡しますよ。

 

渡すものはなんでもいいですけど、チョコレートは日本と同じく人気です。あとはありふれていますけどお花ですね。赤いバラの花のプレゼントは、男性から女性への贈り物としては人気です。

 

イタリアにはPerugiaという町に本社のあるBaciというチョコレートがあります。Baciはbacioの複数形で、チューと意味。キスチョコですね。銀色の包装紙を取ると、ヘーゼルナッツの入ったころんとしたチョコレートといっしょに、恋に関係のある文句を記した小さな紙が入っています。

 

Baciチョコを彼女へ贈る人も多いでしょうね。でもどこでも、それこどTabacchiでも買えるチョコなので、ややありふれすぎているかな?情熱を女性へ伝えるには不十分かもしれませんね、これだけでは。せめてbaciチョコと赤いバラの花のコンビくらいにしないと、女性は不満かもしれませんし。

 

義理チョコはイタリアにはありません。これはまあそうでしょう。きりがないですからね。チョコをばらまいていたら本命の彼女に逃げられてしまいますし。恋愛については、イタリア人は本当にまじめな人たちなんです。

イタリアのTorre Argentinaへ行ってきました

イタリアローマにある古代遺跡「Torre Argentina」。ここは紀元1世紀前後のフォーラムの遺跡のようです。一説にはカエサルが暗殺された場所だといわれる、古代史ファン垂涎の的のようなところとしても知られています。

 

現在のTorre Argentinaは、町のど真ん中にあり、周囲を防護柵で囲まれています。周辺の道路よりもぐっと低い位置に遺跡があるので、道路に立って、上から遺跡を見下ろすような形で見学できます。遺跡内部への入場は、いまはたぶん認められていないんだじゃないでしょうかねえ。

 

さて私がTorre Argentinaへ行ったのは、ローマ遺跡が目当てだったわけではありません。この遺跡にたむろするねこたちを見に行ったのです。ここはColonia Felina(Cat Sanctuary)と名のるボランティア団体が活動していて、身寄りのないねこたちの世話を活動員だちがおこなっています。

 

捨て猫の保護、医療ケア、ご飯と寝床の提供、避妊、去勢手術、ワクチン接種までのサービスを、ここにいるねこたちにはすべて無料でボランティアのみなさんが提供しているんです。

 

入り口付近にある事務所券メインルームへ入ると、ごろごろと寝そべるねこあり、体を摺り寄せてくるねこあり、とても和やかな雰囲気でした。ボランティアの方が施設の説明も丁寧にしてくれました。外国人の来訪者が多いのか、ボランティアの方も基本的に英語で話してくれましたね。

 

日本人ですというと、日本語に訳した「Colonia Felina-Torre Argentina」の説明パンフもくれました。

 

好きなねこを触ったりだっこしたり、楽しい時間を過ごしましたよ。病気のねこちゃんたちが、少し小さめの檻に隔離されていたのが少しかわいそうでした。早くよくなって、外へ出してもらえたらいいのにと、祈らずにはいられません。

 

私が訪問した日は天気もよく、陽のふりそそぐ遺跡のなかで、大勢のねこたちが日向ぼっこを楽しんでいました。ここにいれば安全にすごせて、ご飯ももらえて、必要なら獣医さんにも診てもらえるんですね。飼い主のいないねこたちにとって、かなり幸せな環境なのだと思いました。

 

もちろん本物の飼い主が見つかって、引き取られればもっと幸せなんでしょうけど。たまには養子adottareしたいという人も現れるようで、ラッキーなねこたちは無事に飼い猫としてこのcomoniaから巣立っていくようです。みんな幸せになってほしいなあ。

 

Colonia Felina-Torre ArgentinaのHPはwww.gattidiroma.comまたはwww.romancats.com

 

イタリアのローマへ旅行する機会があれば、ねこ好きの人はぜひここへ立ち寄って、ねこたちと遊んであげてください。

超有名観光スポットのパンテオンからもとても近い場所にあります。動物好きの人には立ち寄ってほしいところですわ。

イタリア語でだいっきらいな奴ってなんて言うの?

イタリア語でだれかを嫌いだと言う言葉ねえ。まあたくさんありますよ。

普通に「~のことを嫌いだ」とフレーズで言いたければ

Io detesto quel tizio.でいいと思います。

動詞のdetestareは「~が嫌い」ですからね。目的語は人でも物でもかまいません。

Non mi piace quel tizio.でもいいです。

これだと「あいつのことは好きじゃない」という意味ですね。

detestareを使ってもpiacereを否定にしても、印象は変わりません。

detastareには若干、「~が苦手だ」というニュアンスが含まれますけど。

 

あと単に、あいつは感じが悪いと言いたいときは

Lui e'antipatico.でOK。

「彼は感じがわるい」という直接的な表現ですね。

scemoなら「アホ」だし、analfabetaなら「無知無教法なアホ」、

imbecilleも「どアホ」の意味です。

あとは万能なstronzo(笑)。これはウンコのことですけど、

形容詞になると「いやーな奴」という意味です。

もう、stronzoって言わずにしゃべれないのかよって言いたくなるほど

イタリア人はこの単語使いますよ。

いまやstronzoは立派に形容詞として通用します。

ご老人相手やあまり親しくない間柄では使ってはだめですよ。

親しい若者同士でなら、まあからかいの表現として通用します。

わが愛しのstronzo。

ちなみにわたしは使ったことないです。

 

どれもこれもかなり強い表現なので、これを言えば、

言われた相手に喧嘩を売ってるようなもんです。

 

stronzoは使ってみたいですけどね、殴られるのはいやだし、

気軽に使えるほど親しい間柄のイタリア人が身近にいるわけでもなし。

 

ああでもくそったれのK国人には使ってみたいですね。

あいつらはお国でもstronzo(←これは名詞ね)を食べたりするそうですから。

下品でいやしくて粗野で未開で、だいっきらいなんですよK国のやつらは。

 

たしかに外国では一見おとなしく過ごしてはいますけど、

2人きりになったらとても危険です。とくにおとなしい日本人は

くそK国人と2人きりになってはいけません。心から言っています。

 

イタリアにも長期滞在のK国人はそこそこいますよ。迷惑なことにね。

でもねえ、K女はイタリア男をくわえこんで結婚してイタリアに移住したいだけ、

おぞましいK男はレイプしたいだけですよ。

 

2本足であるく汚物、それがK国人です。

 

イタリア人には東洋人はすべて同じように見えてしまうのは

なんともうっとおしいことです。

 

 

 

イタリア語でアル中という単語ってなんだろう

イタリア語にもアル中っていう言葉があるんですよ。イタリア人にもアル中はいますからね。アルコール中毒をしめす言葉はalcolizzatoなんです。アルコール漬けになった、くらいの意味ですね。

 

動詞のalcolizzare「アルコール化する。アルコールを加える」から派生した単語がalcolizzatoです。

 

イタリアでもアル中さんの問題は大きいようです。まあどこの国にもいるんでしょうけど。イタリアはここ数十年不況のなかでもがく国です。しかも不況の出口が見えないので、お酒に逃避する人は多いようですね。

 

旅行をしてみればわかりますが、観光地の近くの路地裏にまでイタリア人のアル中さんが昼間っからパック酒をもって座り込んでいます。危険はないですが、すさんでいますよ。ヨーロッパの国はどこもこんな感じなのかもしれませんね。

 

もっと寒い国だとアルコール度数の強いスピリッツ系のお酒を飲むんでしょうね。イタリアはスピリッツは高いので、それより手軽で安いワインのほうがアル中さん御用達なんだと思います。

 

気持ちはわかるよ、うん。でもね、イタリア人のアル中さんよ。お酒と縁を切らないと幸せはやってこないんですぜ。幸せを引き寄せるには、まずは心をにごらせるお酒を遠ざけたまえ。

イタリア語ってゆるい奴だ

ぼちぼちとイタリア語の勉強をしています。勉強っていうほど熱心なものではないですけどね。

 

やってみて感じるのは、イタリア語ってなんかイージーな感じなんですよ。いや、響きがだらしがないとか、イタリア人自身がだらしがないとかい意味ではなくて。言葉のつくりがゆるい感じがするんです。英語との比較ですけどね。

 

主語、述語、形容詞の語順とか、あってないようなものですし。ルールをいえよって気になりますよ、外国人としては。まあそれはネイティブさんたちは肌でわかっているんでしょうけど、あえては法則化はしてくれていないみたいですよ。少なくともわたしは、そんな文法書はみたいことないし。

 

イタリア映画を見ていたとき、なんかみんな適当にしゃべってるな~なんて感じていたんですけど、あのときのわしの印象はあながちはずれではなかったようです。

 

あ、ちなみにいくら字幕版だったとはいえ、フェリーニ作の『8 1/2』は、観ているうちに寝てしまいました。爆睡。すまんね、巨匠。だって退屈だったんだもの。

いらいらしたら語学の勉強を

そりゃないわ、よけいにいらいらするだろっという気もしますけどね。

わしもそう思っていました。

でも案外これが効くんですよね。

 

いらいらを酒で紛らわすのは、たぶん最低の方法です。

ストレス解消になったような気がするのはそのときだけですし。

目が覚めたらよけいに自己嫌悪が襲ってきますよ。

 

語学はむかしから好きってことはまったくなくて、

どちらかといえば苦手でした。外人さん自体苦手ですけど。

西洋文明は好きでしたね。

 

だから語学もばりばりできたらよかったんですけど、集中力がもたなくて

まああまり得意になったものはありませんでした。

 

でもあえてそこで語学に取り組んでみるといいのかという

気がしています。少しつらいことに集中するのが、イイ!

わたしはイタリア語は少しならできるので、イタリア語文法を

やり直してみることにしました。

 

いまでもイタリア語挨拶くらいはできますよ。でもそれだけじゃ物足りないので。

上級レベルクリアしてみたいんですよ。それができたらラテン語もマスターしたいし。

ラテン語はイタリア語のmammaですしね。

 

「明日はイタリア語で挨拶ができるブログ」をたまーに読んだりしています。

まだ構築途中みたいですけど、気長に文法を身につけたい人にはいいかも。

あるいは昔やっててやめた人の復習にもいいでしょうね。

リンクはこちら。www.ashitaitalia.com/

 

イタリアに初旅行に行ったのはずいぶん前のことでした。

Firenze、Roma、Milano、Veneziaあたりを回りました。

その後はSienaやMontalcinoも行ったしね。

 

イタリア人の反応って、地域によってずいぶん違うなと感じました。

北のほうの人たちのほうが礼儀正しくしゃべるような気がします。

ラフだけど親しみがもてるのは南の人かな。

 

わしはどちらも好きですよ。ほーら、こうやって語学への愛を語っていたら

アルコール欲求を忘れるでしょ?なかなかいいかもしれないぞー。